「なんだか歯が長くなった気がする…」「歯ぐきが下がっているのではと心配」という方はいませんか?
歯ぐきが下がる(歯肉退縮)の主な原因は歯周病や加齢、間違った歯磨き方法です。進行すると歯が長く見えるだけではなく、知覚過敏や虫歯の原因にも。予防法・対策と正しいケアを知り、歯と歯ぐきの健康を保つことが大切です。
【歯ぐきが下がるとどうなる?】
「歯が長くなった」「歯の根元が見える」と感じたら、歯肉退縮のサインです。知覚過敏、見た目の老化、虫歯リスク増加、歯が抜けやすくなるなどの問題が起こります。
【歯ぐきが下がる7つの原因】
- ① 歯周病:最も多い原因で、成人の約80%が予備軍といわれています。
- ② 間違った歯磨き:力の入れすぎや硬い歯ブラシをつかうことで歯ぐきへ過度な負荷がかかってしまいます。
- ③ 加齢:歯ぐきへのダメージの蓄積や、加齢により歯ぐきが瘦せてしまいます。
- ④ 喫煙:喫煙は歯周病のリスクが8倍にも。その結果、歯ぐきが下がっている可能性があります。
- ⑤ 歯ぎしり・食いしばり:歯ぐきへ過度な力がかかり歯肉退縮が進んでしまいます。
- ⑥ 歯並びの問題:歯列不正で歯ぐきが薄くなってしまうことがあります。
- ⑦ 過度な飲酒:飲酒により口腔内が乾燥し細菌が繁殖しやすくなるため歯周病のリスクが高くなり、結果として歯ぐきが下がってしまいます。
【
こんな症状は要注意】
- ① 歯ぐきが明らかに退縮している
- ② 歯ぐきが腫れている
- ③ 歯ぐきの色が赤黒い、または白っぽい
- ④ 歯磨きの時に血が出たり、痛みがある
- ⑤ 知覚過敏で歯がしみる
こんな症状を感じたら、
歯周病の初期段階である歯肉炎になっている可能性があります。歯肉炎はそのまま放置すると炎症が歯を支える骨(歯槽骨)にまで及び、
歯が抜け落ちるリスクが高くなってしまいます。
「歯肉炎かな?」という症状が見られたら、
早めのケアで悪化を防ぐことが大切です。
【
5つの予防と対策】
- ① 正しい歯磨き:やわらかめブラシで45度の角度、小刻みに優しく磨きましょう。
- ② 定期検診:3〜6ヶ月ごとに歯石を除去することで、歯や歯ぐきを清潔に保ちます。
- ③ 禁煙:歯ぐきの本来の免疫機能を回復させ、歯周病のリスクが低くなることが分かっています。
- ④ 栄養バランス:健康な歯や歯ぐきを保つために必要なカルシウムや、ビタミンDなどの栄養素を日々の食生活に取り入れましょう。
- ⑤ 生活習慣:口腔内の健康を保つためには、十分な睡眠やアルコール量の調整など生活習慣の見直しが大切です。
ゆうデンタル北仙台クリニックでは、歯ぐきの健康を守る総合ケアを提供しています。
気になる方はお気軽にご相談ください。定期検診で10年後、20年後も健康な歯ぐきを維持しましょう。
予防歯科