子どもの歯ならびに関しては、子ども自身では判断できるものではないので、親御さんがよく観察して対処してあげる必要があります。歯ならびは見た目だけでなく、発音や身体の健康にも影響するものですので、子ども達の成長と歯の状態に合わせてその都度ご相談頂きながら見守っていきたいと思います。
比較的簡単な装置を使用し、本格的な矯正歯科治療(2期治療)に入る前の準備的な矯正歯科治療になります。1期治療の期間は1~2年前後、1~2ヵ月に1回の通院となります。上下のあごのバランスを整えたり、歯列を広げて歯がならぶスペースを作ったり、前歯を部分的なワイヤーの矯正装置でならべたりすることが主な目的です。目的がある程度達成されたら、経過観察に切り替えます。この場合は3~6ヶ月に1回の通院になります。
ワイヤーの矯正装置「マルチブラケット」を用いて永久歯の歯ならびやかみ合わせをしっかりと作り上げる本格的な矯正歯科治療です。2期治療の期間は2年前後、1ヵ月に1回の通院となります。全体的なワイヤーの矯正装置を用いて永久歯の歯ならびやかみ合わせをしっかりと作り上げます。歯を抜いてならべるのもこの時期に行います。2期治療できれいにならんだ歯ならびやかみ合わせを維持するのを「保定」と言います。取り外し式のリテーナーという装置を終日または夜間使用します。
マウスピース矯正インビザラインの小児用です。目立ちにくく痛みも少ないので続けやすいです。
永久歯列期の矯正に通常使用されるエッジワイズ法のマルチブラケット装置。歯を3次元的にあらゆる方向に移動させることのできる唯一の方法です。
取り外しができるマウスピース型の装置です。柔らかい素材のため痛みが少ないです。
「歯がガチャガチャしている。」「永久歯が生えてこない。」「前歯が出ている。」「受け口になっている。」等、子どもの歯ならびに関する悩みはそれぞれです。そんなに心配しなくても大丈夫な場合もありますし、早めに対処したほうがいいこともあるので、まずはお気軽にご相談ください。